初めまして、渡邉多聞です。

tamon-wat2004-07-27

少しドキドキしながらキーボードを打ち始めました。私は1952年、福島県生まれ、長いサラリーマン生活のあと故郷に帰ってきました。さんざんと意にそわぬ仕事や、我慢と引き換えにいただく給料、満員電車の不快、人間関係のしがらみ。そんなことから自分を解放してあげよう、これからは「好きか嫌いか」、「楽しめるかどうか」ということを生きる判断基準にしていこうと思ったわけです。何の当てもあったわけではないのですが、ある日、人のつながりの中で、コミュニ ュティFM放送局でのパーソナリティをやってみないかとの話があったのです。「おもしろそうだから、やる!」私は即答しました。まったくの素人である私に、たくさんの人々が聴く、公共性の高い仕事ができるのだろうか?他人様にお話できるような人間なんだろうかと、心配はあとからジワーと湧いてきましたが、「ええい、やってみてから考えよう。」いきあたりばったりの、まさしく「好きか嫌いか」で一歩を踏み出したのです。一年が過ぎました。楽しく放送にかかわってこれました。お聴きくださるリスナーの皆さんも増えてきた、そんな感触もあります。街を歩いていたり、ランチに入ったラーメンのお店で「多聞さん、聴いてますよ。」と声をかけられること、とても嬉しいことです。放送局の名は、「喜多方シティFM」残念ながら、会津盆地の中だけでしかお聴きになれません。届かない電波のかわりに、このブログを発信していこうと思います。なぜって?ご存知ありませんか?会津喜多方。とっても素晴らしいところなんですよ。その素晴らしさを、少しでもお伝えしたっくて発信を始めます。水と緑と蔵の街、会津喜多方。蔵とラーメンの街、喜多方。もっともっと存在する会津喜多方の魅力を、お伝えしていきますね。このブログをきっかけに、あなたにも会津喜多方のファンになっていただけますよう、こころからお祈り申し上げます。




*温故知新
写真は飯豊山と喜多方の街並みです。「恋人坂」というロマンティックな名前の坂から撮影しました。青空に残雪が映えて、息を飲む美しさです。私の通勤途中でもあるこの坂道は、会津盆地の四季おりおりの美しさを教えてくれます。雪解けの豊富な水音、柔らかくなっていく風、緑色に染まる盆地、稲の成長、霧に沈む街。私はこの場所から見る盆地が大好きです。氷山のようにそびえる飯豊山が大好きです。そして、この盆地を舞台にした長い、永い歴史が大好きです。幕末維新の白虎隊の悲劇のみが会津の歴史ではないのです。たくさんの時の流れがありました。たくさんの先人たちの営みがありました。そんな、時間と先人たちの息遣いをご一緒に聴いてみてください。きっと、会津喜多方の印象が変わると思います。そして、それはあなたのこころの財産になるのだと思ってもいます。
次回は、先ず飯豊山のお話からはじめましょう。地図を開くと、「あれっ、どうしてこうなってるの?」お楽しみに。




喜多方市民(ジモッティ)が行く喜多方ラーメンのお店
喜多方には、なんと130軒ものラーメン店があります。観光シーズンになると、たくさんの観光客のみなさんが、ラーメンマップを片手に街中探検をしています。みていると、観光客の皆さんは、やはり有名なお店へ行くことが多いようで、御三家とも言えるお店はいつも長蛇の列ができていますね。私たちも、よく「おいしいラーメン屋さんを教えて?」って聞かれるんですよ。でも、ほとんどのお店はおいしいのです。喜多方のラーメン店はレベルが高いので、そんなに「はずれ」はありません。どのお店でも、おいしいラーメンが味わえると思います。と、優等生のような答えはここまで。ジモッティだってお気に入りのお店をもってます。これから毎回、そんなジモッティの通うラーメン店を紹介していきますね。ラーメンという食べ物は「国民食」なんです。長い列をつくって、長く待たされて食べるものではありません。15分以上待たされるようなお店は減点の対象です。おいしくて、すぐ食べられるお店を紹介していきます。
_はせ川食堂:少しまちはずれにあります。最近では行列ができはじめていますが、じつは、このお店には、私のパーソナリティ仲間であるブライアン・キャンベルがいるのです。陽気なアメリカ人で、このお店の娘さん奈美さんのお婿さんでもあるんです。だから、「はい、お待たせしました。」ってラーメンを運んでくるのが、青い眼をしたアメリカ人でも、驚かないでくださいね。ラーメンは、かなりおいしいです。