2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

盛夏到来

今年は台風の少ない年になりました。 昨年の今頃はひっきりなしに台風の接近や上陸がニュースになっていました。 まるで果物の当たり年とかならず年とかのように、台風にも何か摂理があるのかもしれません。 ともあれ、台風7号は大過なく東海上を駆け抜けて…

喜多方発21世紀シアター

梅雨明けも間近となると頭に浮かぶのがこの公演です。 真夏のメインイベントとして喜多方に定着した「喜多方発21世紀シアター」。 今年も蔵の街は街中が大文化祭と化し、大賑わいの4日間になりますね。このイベントは喜多方プラザの企画公演で、演劇、音…

梅雨明け

産まれたての水の流れだ。 空の青さを水底の小石に届け、 川岸の深い緑に染まっている。 大小の沢瀬が醸す癒しで渓谷は充満していた。 心地よい瀬音を聴きながら、私たちは更なる上流へと向かう。 梅雨明けを思わせる晴天の暴力に耐え切れず、 ひとときの涼…

さくらんぼ

先日、FMきたかたに、熱塩加納村の加藤農園さんからさくらんぼの差し入れがありました。 真っ赤なさくらんぼの実はお皿の上で季節を表現しています。 大粒の果実を口に入れると、甘酸っぱい香りが広がって私を至福へと導きます。 局のスタッフと一緒に、か…

紫陽花の詩

梅雨らしい毎日の会津盆地です。 青苗も木の葉もしっとりと輝いていて、深い緑の魅力を見せています。 みずみずしい紫陽花の花も今が見ごろ。 生命の雨を受けて、手毬のような青紫の花がお辞儀を繰り返しています。紫陽花の花をみていると思い出す二つの情景…

雨中の秘湯にて

深い山中の温泉宿は強い雨に降り込められていました。 私はゆかたの裾を気にしながら、傘をさして川原の露天風呂をめざして坂道を下っていきました。 ぼんやりと雨に煙る露天風呂には私ひとりです。 眼の高さを流れる渓流が夜目にも白く、頭に当たる雨さえも…