蔵の街 喜多方 「下三宮集落」その4

tamon-wat2004-09-28

集落のいちばん奥まった家で車を洗う人がいました。集落の中はひっそりと静かで、動きのある光景は乏しかったのです。そんな静けさの中、集落の最奥で初めて生活の動きをみることができました。私が挨拶をすると、彼は小さくうなずきを返し、また黙々と洗車に精を出していました。あらためて彼の家を見ると、真っ白に輝く漆喰のお蔵の向こうには、もうひとつのお蔵を抱えるようにして実に堂々とした本宅がデンと腰をおろしていました。おそらくは百年もの間家族を守ってきた家、お蔵。経年の重さと誇りとを私に感じさせてくれました。私はじっと立ち尽くすばかりだったのです。
こうして後から冷静になってみると、私が軽はずみに「下三宮集落」の良さを喧伝して良いのかどうか、果たしてこの家の人たちはどう思っているのか。静かに暮らしていたいという気持ちとどう折り合いをつけていけるのか。暗澹たる思いでいっぱいになっています。願わくはこの集落を訪れる人のこころ優しきこと、思いやるこころをお持ちになっていることを。「お邪魔いたします。」という優しさこそ、この集落への査証であると、私は確信を持ってそう思っているのです。




*ジモッティ(喜多方市民)のいくラーメン店
私の仕事仲間である喜多方シティFMのM専務、「多聞さん、たまにはおいしいラーメン食べに行きましょう。」とさそってくれたのがこの店「くるくる軒」。
ふれあい通りの一本東側の路地にあり、市役所からも近い場所です。駐車場は道路をはさんで10台分。店の裏側にも5台分。便利ですね。
さてさてお味はどうでしょう?「ンッ」まろやかなスープ、しこっとした麺。なるほどジモッティのM専務が推奨するお店です。汗をかいて夢中で食べました。店内には大盛りのラーメンや劇辛ラーメンに挑戦して成功した人たちの写真がいっぱい飾ってありました。中年の私、20年前だったら挑戦してたのにな・・・
「くるくる軒」変な名前でしょ。でもラーメンは正統派でした。