新しい市の名前

tamon-wat2004-10-15

合併協議会が順調に推移しているようです。喜多方市、塩川町、山都町高郷村熱塩加納村の5市町村の合併は来年には結実すると思われます。現在の懸案事項というか、最大の懸案事項が新しくできる自治体の名前ではないでしょうか。一般公募も行われました。有力案も5つに絞られたとの話です。その中でも最有力なのは2つ、「喜多方市」と「会津喜多方市」だそうです。今日は新市名への私見を述べてみたいと思います。

  • 「喜多方」は「北方」

合併対象地域の大半は藩政時代から「会津北方」、「北方」と呼び称されていました。「喜多方」は「北方」の字を佳字に変えたもの。故に「きたかた」はまさしく的を得た呼称であり、はずせない呼称であると考えます。

来年の5月には「会津ナンバー」が実現しそうですね。「会津」の呼称は会津全体のものです。会津の中の人は意外に気がついていませんが「会津」というと遠方の人は会津若松市のみを連想する人が多いようです。「会津」の呼称はいまや全国に通用するブランドです。新しい市名に「会津」を使用することは至極正統のこと。全国区ブランドを他市町村にだけ使用させておくのは、自らの財産を遊ばしておくようなもの、「会津」の呼称も使用すべきと心得ます。
また、複数の市町村による合併ですから、「きたかた」のみの呼称ではなく「会津」を冠することで合併の全地域を抱合するという意味合いも持てると思います。

  • ダブルブランド

会津」も「喜多方」も共に全国に通用するブランドになっています。この両方を使用することは極めて自然なことであり、同時に、他地域に向けて大きな発信力を持つことになります。大きな力を持つことが何をもたらすのかは自明の理と心得ます。
全国区のダブルブランド。見逃せません。

上記の理由により、私の考える新市名は「会津喜多方市」であります。
欠点はひとつ、ようやく漢字を覚え始めた親戚の娘に愚痴を言われること。いわく「いっぱい書かなきゃならないからたいへんだよう!」
合併協議会のご検討に期待します。



*ジモッティ(喜多方市民)のいくラーメン店

  • 「松食堂」

市役所に近接するこの食堂は喜多方ラーメン有名御三家である「B食堂」のお隣にあります。そんなハンディもものとはせず、この店はマイペースで美味しいラーメンを提供しています。「B食堂」の長い列を横目で見ながらの入店です。こじんまりした店内は20人くらいの収容でしょうか。身近な食堂の雰囲気ですね。運ばれてきたラーメン、煮干・鳥ガラ・とんこつなどでのスープです。やはりあっさり味なのです。この店の出色はチャーシューです。口のなかでとろける、とろける。スープとマッチしてこたえられません。昭和30年代のラーメンを思い出させます。長い列を尻目にこのラーメンを味わうのもこたえられません。

  • 写真は譲屋集落の中にあったザクロの木です。赤く熟して美味しそうでした。