合併後の「新市名」

tamon-wat2004-10-31

去る27日、合併協議会において合併後の新市名が投票により決定しました。いわく「喜多方市」です。「喜多方市」と「会津喜多方市」との二者択一の投票で、結果は33票対22票との発表がなされました。このHP上でも書いていたとおり、私は「会津喜多方市」が望ましいと主張していましたが、残念ながら願うとおりにはなりませんでした。しかしながら住民の意思がそう決めたのですから、気持ちを切り替えて新市名の誕生を寿ぎたいと思います。
新しい「喜多方市」はどんな街になっていくのでしょうか。新しく加わった市民の知恵を結集してより良い「喜多方市」を作っていって欲しいものです。


  • 霧に沈む街

写真は28日の恋人坂からの風景です。時刻は8時30分ごろ。この時猪苗代は快晴でした。盆地に降りるにしたがって霧はその濃さを増し、恋人坂からはミルク色の湖が広がっていたのです。私はこの霧に沈む街にも魅力を感じています。恋人坂の上から霧の湖に向かって私自身が沈んでいく感覚にとらわれるのです。私の知人の詩人はこの同じ風景を「朝靄の胞衣(あさもやのえな)」と表現しました。街を優しく包み込んでいるこの風景を素晴らしい表現で例えたのです。この風景は誰をも等しく、そんな感慨にふけさせるものなのでしょう。この後少し経って青空一色に晴れ上がりました。標高500Mを超える猪苗代と標高250M前後の盆地とでは、こんなに違いがあるのです。もうすぐ雪の季節を迎えます。この違いはもっと顕著になります。