裏磐梯秋色

tamon-wat2004-11-01

10月下旬から11月上旬にかけて、裏磐梯は燃え立つような秋の色に染まります。
数多くの湖沼とあいまって、その秋色の風景は私たちをひととき感動の境地へと誘うかのようです。
とある先日、快晴に誘われて裏磐梯へと足を伸ばしました。高原の紅葉の歩みは速く、つい4〜5日前とは様相が変わっていました。まるで里を目指して駆け下りる波のごとく、落葉松の林は緑から黄緑へ、そして黄色一色となり、ついにはハラハラと静かに舞い降りて地表を暖かく覆っていきます。それは幾千年も、幾万年も繰り返されてきた営み。私は悠久の時の流れに身を置いてそっと眼をつむりました。そうすれば、あたかも時の流れいく瀬音が聴こえるかのように・・・。
ハッと我にかえって、あたりを見渡しました。小野川不動滝に通ずる小径は紅葉のトンネル。木漏れ陽がきらめくオレンジ色のトンネルです。頭の中ではわかっている紅葉なのですが、こうして実際に身を置いてみると季節を感じること甚だしいものがあります。燃えたぎる日々の後は冷たい冬の到来です。しかしながら、このひとときだけは眼の前の季節を楽しむことといたしましょう。何よりも私のこころまで秋色に染まっているのですから・・・。


  • ボランティア隊出発

去る28日夜、喜多方を出発した数台の車両がありました。行く先は新潟県中越地区。新潟中越地震災害被災者への救援活動のための出発でした。まったくの有志市民
と喜多方老麺会との救援活動です。喜多方ラーメン1200食、衣料品、毛布など、喜多方市民の善意をたくさん積んで、元気に出発していったのです。私もFM放送で義捐と救援物資の提供をお願いしました。たくさんの善意が寄せられたのです。ボランティア隊の一員として我がFM喜多方からはアナウンサーの小春さんが加わっていました。小柄な彼女は長靴をはいてりりしく出発していったのです。
現地での喜多方ラーメンの炊き出しは大好評でした。救援物資の中で特に喜ばれたものはホッカイロだったそうです。大規模な地震災害でした。全体から見れば、喜多方市民の善意はとても小さなものでしかありません。しかし困った人を思う気持ちを嬉しく感じています。今後も二次、三次の救援活動が計画されています。市民の暖かい
気持ちにこころからの賛辞と感謝をよせるものであります。


  • ジモッティ(喜多方市民)のいくラーメン店

「また、来てくなんしょ」 ラーメン処「蔵美(くらよし)」
市役所正門のななめ前にこの店はあります。入り口は小さいのですが内部は広く、そうですね30人くらいは入れますね。私は奥の座敷に上がりました。オヤッと思うくらい輝いてる女性が迎えてくれます。ハツラツさんですね。カウンターの奥では上品な奥さんが湯気と格闘しています。働く女性の美しさを感じます。運ばれてきたラーメンをひとくち。ンッ、くせの無いあっさり味です。いっきに食べてしまいました。
この店のいちおしは辛みそ味のラーメンです。友人の食べているものをちょっと失礼してみました。辛さはちょうど良いぐあいです。コクのあるスープを随分飲んでしまいました。許せ友よ。市役所周辺には有名店もあれば、大規模店もあります。そんな中で、この素敵な母娘がやっている元気印の「蔵美」。あなたも味わってください。そして応援団の一員になってください。おすすめいたします。