冬支度

tamon-wat2004-11-26

暗い朝を迎えています。目覚めればまだ夜半と安心する耳に、牛乳ビンのぶつかる音や新聞配達のバイクの音などが入ってきて、夢心地の暖かさから引き離そうとたくらんでいます。布団の恩恵に浴さない鼻先が今朝の寒さを感じ取っていて、「あと10分・・・」、「あと5分・・・」と暖かさへの後ろ髪を引いています。快適な誘惑のなかで、私は起き上がってからの段取りをなぞり、ついでに今日への記憶をたどるのです。晩秋から初冬のはざまで、こんな暗い朝を迎える日が増えてきました。
外に眼を転ずれば雑木林もすっかりと葉を落とし、陽が隅々にまで差し込む明るい林になりました。枯れ葉の絨毯が厚く敷き詰められて小春日和に暖かそうです。里山は着々と冬への準備が進んでいました。写真はいつもの恋人坂です。通勤途中に気がつきました。道路脇のポールが冬用の長い紅白のポールに換えられていたのです。いたるところのポールが冬仕様になっていました。最近では雪も少なくはなっていますが、それでも降る時にはアッという間に積もってしまいます。道路脇の2Mポールのありがたさを感じるのですよ。
この頃になると、冬にため息をつく私と、冬を心待ちにしている私と、二人の私を感じます。いずれにせよ、私の思惑などとは無関係にまもなく冬はやってきます。困った冬と、素敵な冬と、今年の冬はいったいどちらが多いのかな?そんなことを考えながら、恋人坂をいっきに降りていきました。


  • 「キロロ」のお二人と話しました。

「キロロ」、沖縄出身の歌姫ですね。玉城千春さんと金城綾乃さんのお二人で、98年のデビュー以来、素朴なカントリーガール風の雰囲気で素敵な歌を届けてくれています。彼女たちの世界は、私が通ってきた道にもありました。彼女たちの音楽が私の思い出と重なってきます。時間を超えて親近感をおぼえますね。そんな彼女たちと
お話をしたんです。11月25日の午後、キロロが全国のコミュニティFMを結んで放送している「HOT POT KIRORO」に電話出演というかたちでお話をしました。電話を通じてキロロのお二人にインタビューを受けるという設定だったのです。彼女たちの番組の性格上、明るくはずんだ会話を心がけようと思っていました。本番収録前に、簡単な挨拶を交わしました。聴きなれた彼女たちの声です。わずかな会話でもう息はピッタリです。すぐに本番に入りました。彼女たちからFM喜多方のことや、私の担当番組について質問をしてきます。私の答えに彼女たちは笑い、感心し、同調し、スムーズに進行していきます。喜多方という街の話になりました。「蔵とラーメンの街」であることを話すと、「アアッ、喜多方ラーメンだあ!」ってあらためて気がついてくれたようです。知名度抜群ですね。蔵の街の雰囲気を話すと、彼女たちは本気で訪れてみたい旨の発言をしました。その言は本心からだということを察しました。つまりはお世辞とか外交辞令の言葉ではないということ。私にはわかりました。電話の向こうには素朴なカントリーガールがいたのです。華やかな場所にいながら、彼女たちは
沖縄で培った素直な気持ちを失ってはいませんでした。だからこそ、あの感動の歌を歌い続けているのでしょう、私はますますキロロが好きになっていました。ぜひ喜多方でコンサートをしましょうとの呼びかけをしました。実現に努力します。
最後に喜多方弁を、との注文がありました。とっさに口をついたのは「来てくなんしょ」と「ごめんなんしょ」。一生懸命「くなんしょ」となぞる彼女たち。私には彼女たちの笑顔が見えていました。

なお、この収録は12月初めの番組にてON AIRされるそうです。機会があれば地元のFM局でお聴きください。


  • ジモッティ(喜多方市民)のいくラーメン店

小さな店 「ミナト食堂」
ほんとに小さな店です。テーブルはわずか4卓。ほとんどの客は地元も地元、界隈の客で一杯です。肝心の味はスープに特徴あり。たぶん、リンゴのすり身が入っているとにらんでいます。ほのかな甘みはGOOD!ですね。麺はコシの強い太めの縮れ麺、スープのからみも良くて、歯ごたえもあります。駐車場は5台、市役所に車を置いて歩くこと5〜6分。ためしてみて損の無い店です。場所?あなたが見つけるべし!