初雪だより

tamon-wat2004-12-01

昨日、11月30日の朝は雪で始まりました。初雪です。例年より10日ぐらい遅いとのこと。それでも久方ぶりの銀世界に「ほうっ、」とばかりに眺め入ってしまいました。毎年のことですが、この初雪をみる気持ちというものは期待と諦観とが微妙に混じりあった、そう、ちょっとばかり複雑な心境ですね。喜多方や塩川などこのあたり一帯では「雄国山が3回白くなれば里にも雪が降る」と言われています。今年もそのとおりの山と里でした。写真は川原の丸石に積もった初雪です。丸石が白い帽子をかぶっているようでおもしろかったのです。ピンボケですが、今年の初雪だよりです。ご笑見ください。ともあれ冬将軍の先陣が到来したようです。いやがるばかりではなく、いかにして冬を楽しむか、冬と折り合いをつけていくか、どうせなら前向きに冬を迎えてみましょう。そんな眼で見れば、冷たい冬とて、美しい風景や、こころ暖まる場面などたくさんの魅力に溢れています。そんな風景や場面を見つけてみましょう。このHPでもお届けできるといいなと思っています。乞う、ご期待。
さて、本日より師走12月となりました。一年の締めくくりや、忘年会、クリスマスパーティなど、なにかとあわただしく過ぎていく月になったわけです。経営者の皆さんには緊張の月でもありますね。喜多方のような田舎ではまだまだ不況の色は払拭できてはいません。苦しい状況のなか、皆さん頑張っておられます。どうか忙中にもささやかな癒しのひとときがありますように、こころから願っております。


  • 温故知新

「師走」について
師走という言葉を「先生がたが走り回るほど忙しい」と解釈なさっている人が存外多くいらっしゃいます。でもそれは全くの誤解で、師走の「師」とは教師の師ではなく、「法師」の師、つまり「仏法師」の師、「お坊さん」という意味なのですね。
昔はお盆と同様に正月前に祖先の供養をしたようで、各家より頼まれたお坊さんが忙しく動きまわる様を表したということです。
また「歳果つる月」(としはつるつき)から転化したという説、同様に「四季果つる月」からの転化とする説、ものごとをし終わる月「為果つ月」だからだという説など定説はありません。私が気に入っている説は「十有二月」と書いてシハスと読む説で「日本書記」にその記述があります。「師走」はそのシハスの当て字だという説、意外に説得力があると思っているのです。


  • ジモッティ(喜多方市民)のいくラーメン店

「よろこび屋」
なんだこの名前は?なんだこのでかいラーメン看板は?最初にそう思いました。不謹慎ですが、どこやらの国の独裁者への奉仕女性隊「よろこび組」をも連想してしまいました。私の連想はともかく、この店の名前は「食べて喜ぶ」という単純にして説明不要のものであります。どれどれ、まずは味見をしてみましょうね。「この店では何がお勧めですか?」「はいっ、チャーシュー麺です!」躊躇なく返ってきた声、自信に満ちていました。「お待ちぃ!」眼の前に現れたのはラーメンどんぶりの上を一杯に覆うチャーシューでした。麺がまったく見えません。「うわあ、食べれるかな?」こんなに多くのチャーシューを食べれるのでしょうか?途中で飽きてはしまわないのでしょうか?恐る恐る食べ始めました。「んっ、」このチャーシューは見た目よりあっさりしています。脂抜きがしっかりしてあって、甘さも控えめですね。予想とは裏腹に抵抗なく食べてしまいます。スープはどうでしょうか?こちらもさっぱり味です。豚骨と鳥のスープですね。私は食べなかったのですが、隣のテーブルでは大きな餃子と格闘している客がいました。聞けばジャンボ餃子といってこの店のもうひとつの名物なんだそうです。「次の機会に・・・」満腹のお腹をさすりながら、喜んで店を後にしました。看板にいつわりなし。実感でした。