吹雪の中で

tamon-wat2005-01-21

のんびりとすごしたお正月が過ぎた頃から雪掻きが日課となっています。暖冬かな?と思っていた12月でしたが、冬将軍は確実にやってきました。寒の入りは1月5日、寒入りしたら途端に本格的な雪の毎日となったわけです。前回お知らせしたように喜多方初市は大荒れの吹雪三昧。その後も雪は降り続き、昨日は大寒とあって一日中雪だらけでした。街中の道路は融雪施設がフル稼働してくれますので、車での移動は楽なものです。しかし歩いての移動はうっかりすると車からの跳ね水を浴びたりすることもあって注意が必要です。車優先社会というか、車がなければ人並みに生活できなくなってしまった現代を感じる冬の光景でもありますね。
さて、昨日は生放送や収録の仕事を終え、降り続く雪を見上げて「こりゃ早く帰ったほうがよさそうだ・・・」あわただしく後始末を終えて帰路についたのですが、案の定高速道路は閉鎖の憂き目に会い、やむなく渋滞の国道をノロノロ運転で帰ってきました。真冬の会津路は高速道路は当てになりません。雪の無い季節の走行時間を元に予定をたてるととんでもない結果になる可能性があります。現にこの私ですら、十分に余裕をもっての行動だと思っていても、ヒヤ汗をかいてしまうようなことが度々です。普通の倍の時間がかかるものとしておいでください。あれもこれも、なんて欲張らないことです。もともと冬は万物の休息の季節でした。時間や季節を無視して生活するようになったのはついこの間からのこと。時には、ゆっくりと流れる冬の時間にわが身を合わせてみることだと思います。ほら、そうすればあなたにも見えなかったものが見えてくるかもしれませんね。毎日の達成率を普段の50%に落としてみること。冬の美しさを見つけるコツかもしれません。
会津の吹雪は本来のこと、本質のことを教えているのかもしれませんね。
吹雪と渋滞の中で私はぼんやりとそんなことを考えていました。


  • たいへんだあ!

美しい歌声の女性デュオ「キロロ」の玉城千春さんが結婚するそうなんですと。
とても嬉しい、とてもさみしいニュースでした。キロロのお二人とは彼女達の番組に出演したこともあって、一方的思い入れ症候群にかかってしまった筋金入りファンだったのです。むろん接点はそれだけ、冷静な多聞には「おめでたい話」であり、「良かったね」ということなのですが、そこは不良中年の私。「なんだよう、喜多方ラーメンも食べないうちに結婚してしまうんかよう」と単純にすねてみるのです。あるいは父親の感覚だとも思いますが、私は認めないのです。不良中年はいつも恋を忘れてはいけません。女性を見つめる眼を失ってはいけないのです。だからジタバタとして生きようと思っています。達観など50年先の話でしょうね。不良中年ジタバタ同盟総裁としては玉城さんを素直に祝福してはいけないのだと思っています。
とても屈折してはいますが「玉城さん、おめでとう!良かったね。」


厳しい真冬の日々です。ラーメンを食べる行列もありません。一年のうちで一番美味しい喜多方ラーメンを食べれる季節です。深い雪を被ったお蔵もあなたを待っていますよ。雪国には雪の季節に訪れるのが一番ですから、ぜひお寄りください。
ただし、雪道の運転にはお気をつけて。