盛夏到来

tamon-wat2005-07-29

今年は台風の少ない年になりました。
昨年の今頃はひっきりなしに台風の接近や上陸がニュースになっていました。
まるで果物の当たり年とかならず年とかのように、台風にも何か摂理があるのかもしれません。
ともあれ、台風7号は大過なく東海上を駆け抜けていきました。
そして梅雨前線も台風に手をとられて北の海へ道行きと洒落込んだようです。
今頃は手に手をとって、オホーツク海のあたりで愛を育んでいるのでしょうね。


昨日28日、朝の散歩に愛犬団十郎と出かけました。
雨に降り込まれていた団十郎は嬉しそうに水溜りを飛び越していました。
気が付けば見事に咲いていた紫陽花の花ももう色褪せてきていて、代わりに桔梗の薄紫が鋭角に青空を見上げていました。そんなわずかな季節の変化に気が付く嬉しさを感じています。


今朝の会津盆地の上空には輝く青空が広がっています。
春と夏との間のもうひとつの季節、「梅雨」が終わりを告げたようです。
気象庁の発表はありませんが、私の独断で「梅雨明け」を宣言いたしましょう。


いよいよ夏本番です。
あのカーッとした強い日差しの、暑い暑い夏が来ました。
喜多方でも夏祭りが目白押しです。
8月2・3日の北宮諏訪神社、10日の出雲神社の二つの大きな祭礼を皮切りに、12日は花火大会、14日には会津磐梯山庄助踊り、15日の太鼓台競演などお祭り疲れをしそうですね。
6日には「美蔵紀行」、市内の非公開蔵、歴史的建造物を巡るツアーなんていう魅力ある催しもあるんですよ。
夏のメインイベント「喜多方発21世紀シアター」を中心にして、喜多方の短い夏を十分に楽しむことといたしましょう。



  • ゲーテの詩朗読コンテスト」に出場します。

第24回「ゲーテの詩朗読コンテスト」の最終選考会に出場することが決まりました。
6月の終わりに録音審査のため一枚のMDを郵送しました。
すっかり忘れていた先日、一本の電話があり、「本選出場の25人に選ばれました。つきましては8月27日(土)に東京津田ホールまでお出でください。」とのこと。
驚いてしまいました。
もとはと言えば友人に勧めた応募でしたのですが、途中からついでに私も応募してみようかなと心変わり。適当な詩を選んで1,2度読み返し、すぐに録音してもらったのですから、それこそ「参加することに意義がある・・・」くらいのものだったのです。
思わぬ本選出場にちょっと興奮しています。
でも毎年の出場者のレベルの高さは相当なもの。
本選に出れるだけでとても嬉しく思っています。
当日は楽しんでこようと思っています。
めったにない非日常を楽しむのです。
田舎のおじさんは、こうして人生の句読点を楽しむことにしています。


追記:ゲーテを30数年振りに読みました。驚いたことにとても新鮮です。若かりしころ、わかったようなつもりでいたこと、じつはまるでわかっていなかったようです。歳を重ねて初めてわかったことありました。改めての発見によろこんでいます。



  • 写真は夏本番を迎えた蔵馬車のお馬さんです。

これからは炎天下のきつい仕事が待ってます。
「オイ、頑張れよ!」と無言の励ましをしてきました。
子供の頃、たくさんの牛馬が人と一緒に働いていました。きつい仕事を黙々とこなしていた彼らの姿を思い出します。
うすっぺらな動物愛護の気持ちは持ってほしくありません。
馬でも牛でも人と一緒に働ける喜びがあると思っています。
「来週は角砂糖をもっていってあげよう・・・」
強い日差しに負けず、馬車馬は力強く歩いていました。