2005-01-01から1年間の記事一覧

もうひとつの「靖国神社」問題

中国や韓国における反日運動が大きく報道されました。かの国の真意が奈辺にあるのやらは不明ですが、いずれにしろ自分に都合の良い「歴史認識」を押し付けたり、歪曲された史実とやらを強制してきたりとか、まったく困った隣人たちであります。 戦後の日本が…

瑞穂の国

夕刻、恋人坂を上がって振り向くと、美しい景色が広がっていました。傾きかけた陽の光を浴びて、盆地は一面の光り輝く湖になっていたのです。小寒い日々が続いていました。カーディガンを着たり脱いだり、朝晩にはストーブのお世話にもなりました。季節の変…

「山笑う」そして「雪形」

毎年この季節になると春の山々を見やるのが私の楽しみになっています。身近な里山は歳時記に出てくる「山笑う」という様相。遠くの高山は残雪が美しく輝き、「雪形」が出現して私の眼を楽しませてくれるのです。 「山笑う」、遠く中国北宋の時代から言われて…

黄金週間の終了

今朝は重い足取りで仕事に向かった方々がたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。長い、長いゴールデンウィークでしたね。皆さんはどんなお過ごし方をされたのでしょうか?さぞや思い出がいっぱい詰まった休日にできたことと思います。私?私はビンボ…

春爛漫

喜多方の郊外を流れる川には雪白(ゆきしろ)と呼ばれる濁った水が満々と流れています。飯豊山や周囲の雪山から流れてくる雪解けの水は地表にも地下にも豊富に流れ、水の街喜多方を支えてきました。山のようにあったあの雪は、いまやすっかりと姿を消し、雪…

春望

長い間白と黒との色彩に覆われていた会津盆地も、三寒四温の波をくぐってようやく花の季節を迎えようとしています。一日一日と大きく聴こえてくる雪解けの水の音や、雪囲いをはずす金槌の音、そして北へ帰る白鳥たちの編隊などを見聞きすると、間もなく訪れ…

春の気配

関東地方に春一番が吹いた23日、ここ喜多方では雪が断続的に降り続き、堅く締まった雪の上にまた新しい雪が積もりました。暖かい地方からは梅の花の開花や、伊豆では河津桜が咲いたとのニュースまで伝えられていますが、会津の地ではまだまだ冬の領域です。…

「雨水」の喜多方

今日は二十四節気のひとつ「雨水」ですね。今日を境に空から降るものが雪から雨に変わり、雪や氷は溶けて水になる。忍び寄る春の気配に草木がよみがえるという意味です。 喜多方はいまだに深く積もった雪や氷に覆われていますが、今日を境に除々に溶け始め、…

車中にて(その2)

東京近郊の街を眺めていて気づいたことがもう一つありました。それはシャッターが閉まったままの店舗や、テナント募集の張り紙のある建物が意外に多いということです。「シャッター通り」とは田舎の代名詞にあらずして、東京近郊の街にまで及んできてしまっ…

車中にて(その1)

先日、所用あって東京近郊の街を訪ねました。久しぶりのバスに乗って立川、国分寺近辺の街並みを眺めることができたのです。 先ずは車中にて、都や各市から無料パスをもらっているのでしょうたくさんの高齢者が乗車していました。彼らは降車の際にはおしなべ…

冬晴れの喜多方

時折訪れる青空をまぶしく見上げていました。立春を前に寒さの厳しい毎日です。冬という季節の美しさを見つけましょうなんて言っていた私が、すっかりと「こたつむり」になってしまっていました。 久しぶりの青空に誘われて、長靴をはいて出かけてみたのです…

吹雪の中で

のんびりとすごしたお正月が過ぎた頃から雪掻きが日課となっています。暖冬かな?と思っていた12月でしたが、冬将軍は確実にやってきました。寒の入りは1月5日、寒入りしたら途端に本格的な雪の毎日となったわけです。前回お知らせしたように喜多方初市…

喜多方初市

寒に入って8日目の正月12日、喜多方では初市が開かれました。この初市は、実は喜多方では二度も開かれます。旧小荒井村分と旧小田付村分とで、毎年正月の12日に小荒井初市、17日には小田付初市が開かれますが、同じ街の中で川を挟んでの二度の「初市…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。旧年中は「喜多方三昧」をお読みいただきまして誠にありがとうございました。新しきこの年にも読者の皆様の頭上には、あまねくご健勝と幸せとが降り注ぎますよう、こころからお祈りを申し上げます。 さて、年末のあわただし…