2004-01-01から1年間の記事一覧

秋便り

今日、青空に誘われて会津盆地を取り囲む山々に半日を遊びました。樹林のなかの林道を自分のペースでゆっくりと歩きます。木漏れ日がキラキラとしてとてもきれいです。しかし、もはや秋の彼岸です。真夏の日差しとはまるで違っていて、どことなく 当たりの柔…

蔵の街喜多方  「下三宮集落」 その三

下三宮集落のお蔵は、大きくて実に堂々としています。しかしそのお蔵を従える本宅は、お蔵以上に大きくて、立派な建物が多いのです。雪深い地方ですから、屋根は急勾配ですし、大家族の収容と労働の為のスペースとで、実に大きな建物なのです。 私も農村地帯…

ジモッティ(喜多方市民)のいくラーメン店

下三宮集落を歩いたら、ちょっと北へ進んで上三宮集落の入り口にあるラーメン店にお立ち寄りください。喜多方の中心からはだいぶ離れていますのでほとんど観光客の姿はありません。ジモッティばかりで繁盛しているラーメン店です。 店の名は「ぽんぽこ」。笑…

温故知新  「糠塚古墳群」

喜多方市の北東方向、第三中学校の北側にこの古墳群はあります。主墳は円墳で直径25M、高さ5M、周濠も半分は現存し、残りも明確に視認することができます。この古墳は会津盆地北部の平坦地に築造されたものでは唯一のものとされています。平坦地といって…

蔵の街喜多方  「下三宮集落」その二

下三宮集落を歩いていると、時間がゆっくりと流れているような、そんな気がします。もちろんそんなことはないのですが、私たちが生きるためになんとあくせくしているのかと思わせる何かが存在しています。都会の人ほど落差を感じるのかもしれません。「ああ…

ジモッティ(喜多方市民)のいくラーメン店

「食欲の秋」の到来です。もうじき待望の新米も姿を見せますね。蕎麦も順調です。果物ではなしや葡萄もおいしくいただけています。山々ではきのこも取れ始め、食の季節の始まり、始まりとなっています。 さて、そんな食欲の季節を迎えて、我らが喜多方ラーメ…

快晴の恋人坂

大陸からの高気圧がもたらした快晴の会津盆地です。 恋人坂から見下ろした盆地は、澄み切った青空のもと、黄金色の湖となっています。 遠く飯豊の山々も稜線をきわだたせ、万年雪を白く光らせています。私はその美しさに思わず息をのみ、しばしみとれていま…

「蔵の街喜多方」下三宮集落の蔵、蔵、蔵。

喜多方の郊外に位置する下三宮集落には、驚くほどの農家蔵が存在しています。それは今現在でも生きている蔵であり、役目を果たしている蔵なのです。下三宮集落の蔵は実に堂々としていて、あたかも大きく胸を張って家族を守っているような、そんな雰囲気すら…

ジモッティ(喜多方市民)の行くラーメン店

「食堂なまえ」をご紹介します。私たちは漢字で書く生江食堂と区別するために「ひらがななまえ」って言ってます。場所は市立図書館や第一中学校の近くで、喜多方駅からもそう遠くはありません。この店の特長は「ぶっとい麺」にあります。旨みのあるあっさり…

会津の初秋

競うように鳴いていた蝉たちもすっかりと姿を消し、代わりに草むらの虫たちが初秋の静けさを聴かせてくれています。「静けさを聴く」私の友人が教えてくれました。西洋の言葉には音はあくまで「音」、「虫の声」であって「虫の音(ね)」という表現は無いと…

温故知新 「蔵の寺」

喜多方らしい蔵造りのお寺を紹介しましょう。「小荒山安勝寺」、旧小荒井村の古刹です。曹洞宗のお寺ですが、応永29年(1422)の創建、天明5年(1785)と明治13年(1880)の二回の火災に見舞われました。明治27年に本堂を蔵造りとして再…

ジモッティ(喜多方市民)のいくラーメン店

昨日、FMラジオの番組収録がながびいてしまいました。時刻は16時。なんとも中途半端な時間です。「準備中」のお店が多いのですが、思い出して「大三元」へ足を運びました。注文すること5分、あちあちのラーメンが運ばれてきました。まずはスープです。ず…

温故知新 「郷土資料展示館」

喜多方プラザに隣接して、大正時代の酒造蔵を利用した資料館があります。一階は自由民権運動関係の資料や、社会教育の先駆者蓮沼門三の資料等が展示してあります。二階には会津の民俗資料、伝統産業の資料等が展示されています。隣の建物は天保時代の手代木…

9月9日の恋人坂風景

朝のうちは曇ってました。いつもの恋人坂は蕎麦の白い花が満開で、黄金色に色づいた稲穂とあいまって絶妙なコントラストを描いていました。青空の下で撮影できればいっそうその美しさを理解していただけるのですが、日々の記録という観点もあってありのまま…

「第9回全国メセナネットワーク会議」へ出演します。

今般、標記シンポジウムが喜多方市で開催されます。「地域づくり」、「地域の経済・社会活性化」を考えていこうとの主旨で毎年開催されているこのシンポジウム、今年もまた全国からたくさんの方々が集まって、活発な意見や情報の交換、親睦が図られています…

ジモッティ(喜多方市民)のいくラーメン店

ラーメンに関する様々なHPをみていますと、見るに耐えない評価(悪口)を書き込んでいるものに出会うことがあります。内容を良く読んでみると、そのほとんどがささいな、自分の偏向した好みによるもの。「奇をてらう」以外の何者でもありません。 「味が合わ…

雨に煙る蕎麦畑(恋人坂風景)

9月2日の朝は雨で始まりました。黄色く色づきだした稲穂の写真を撮ろうかな、と思って恋人坂に立ったのですが、そこには予想していなかった蕎麦の花が一面に咲き誇っていました。季節のうつろいは確実に進んでいます。ちょっと眼を離しているとこうして驚…

ジモッティ(喜多方市民)の通うラーメン店

今回は熱塩加納村、「ほまれ食堂」を紹介しましょう。ジモッティにも評判がいいこの店は、一時、「代替わりしたからおいしくない・・・」っていわれたことがありました。でももう大丈夫です。私も確かめてきました。おいしいです。特製坦坦麺、自家製のゴマ…

ちょっと寄り道

熱塩温泉、示源寺への途中に、懐かしい気持ちにさせる「駅」があります。旧国鉄日中線熱塩駅です。「日中線記念館」として保存されています。昭和59年に廃線となった日中線ですが、誰でもが懐かしさを感じる、そんな雰囲気を残しているのですね。皮のトラ…

温故知新  示現寺 (熱塩加納村)

東北の片隅に、こんな素晴らしいお寺があること、声を大にして叫びたいですね。 もともとは真言密教の寺だったのを永和元年(1375)源翁和尚が移住し、曹洞宗に改宗、山号寺号を護法山示現寺に改めたといいます。源翁和尚という僧は、あの那須殺生石を法…

8月25日の恋人坂

そらは青く、すずよかな風もあって、気持ちの良い日でした。友人を連れて恋人坂へ。残念ながら飯豊山の姿は見ることができませんでしたが、会津盆地を見渡すことができて、都会人の友人はその風景をとても気に入ってくれました。 青空のもと、ふとたんぼに眼…

ジモッティ(喜多方市民)のいくラーメン店

今回は「老麺まるや」を紹介しましょう。まるやは昭和29年創業という老舗です。 市内のやや北東よりに位置しますが、出雲神社の隣にあります。駐車場も出雲神社の境内にありますので便利ですよ。スープはコクがあって、それでいてあっさりです。 先日も東…

温故知新

写真は喜多方市慶徳町にあります「新宮熊野神社」拝殿、俗に「長床(ながとこ)」と呼ばれている建物です。私の大好きな場所で、四季おりおりの表情をみせてくれる静かで、そう、時間に包まれているような、そんな感覚すら感じさせてくれる場所です。由来は…

喜多方市民(ジモッティ)のいくラーメン店

全国いたるところに、○○ラーメンというラーメンの町が林立しています。ところが、ところが、この○○ラーメンの麺、そのほとんどが、ここ喜多方からいってるってご存知でしたか?そうなんです、○○であろうが、○○であろうが、喜多方の製麺工場からは、びっくり…

温故知新  蔵の街「喜多方」

人口37000人、世帯数9700戸、幹線をはずれた東北の小さな街ですが、市内にはおよそ3000棟もの「蔵」が存在しています。市役所の税務課が掌握している蔵、つまり固定資産台帳に載っている蔵だけでも2600棟もあるんですよ。4戸に1棟という…

恋人坂から見る会津盆地 8月5日

毎日、暑い日が続きます。今年の天候は、お米にとって具合がいいようです。ご覧の写真は、穂が出た稲を撮ったものです。背丈はもう60cmくらいになりました。順調に育つ稲を見ていると、やがて来る豊穣の季節、黄金色に染まる会津盆地を想像してしまいます…

GALLERY「 隠れ里」

とても雰囲気の良いギャラリーをご紹介しましょう。GALLERY「隠れ里」です。不思議な名前のギャラリーでしょ。地名からとったそうです。喜多方市熊倉町隠里。主催のご主人も雰囲気のある方なんですよ。疋田光男さん。隠れ里の名にふさわしい風貌の方で、まる…

「喜多方発21世紀シアター」

喜多方は人口37000人の小さな街。東北でも幹線を遠く外れた街です。小さな街ながら、文化活動の盛んな街でもあるんです。まもなく8月7日から10日までの4日間、喜多方の街全体を使って「喜多方発21世紀シアター」が始まります。これは 市内13箇…

温故知新  「磐梯山」

標高1819m、独立峰のこの山は、ある意味では福島県を代表する山といっても過言ではありません。中通りと会津とをへだてる峠を越えると、そこには美しい裾野をひいた磐梯山が眼に飛び込んできます。松林越しに夏の青空にそびえる磐梯山、日ごとに紅葉の衣…

喜多方市民(ジモッティ)のいくラーメン店  その2

今日、ご紹介しますのは「さゆり食堂」。喜多方市の北隣には熱塩加納村があります。むかしの呼び名では喜多方も熱塩加納も、おなじ「会津北方」、もうすぐ市町村合併でまた一つになる予定です。地元民にすれば同じ地区意識なんですが・・・。 おっと、失礼。…